【令和４年改定】１剤・１調剤とは？【調剤報酬改定・医療保険制度】

これが理解出来てるだけで、
調剤報酬が簡単になっちゃうぱんだ！！

そうね。今考えているのは、調剤に対する報酬だから、その報酬を計算するには、調剤に対する『単位』が必要になるの。
漢字になってるからわかりづらいけど、『調剤』『剤』というもの自体が『単位』なのよ♪

上の図のように、『１調剤』という単位ごとに区切って考えるの。
この『１調剤』ごとに報酬が貰えると考えると分かりやすいわね。

その通り！！とりちゃんは察しが良いわね。
上の図の中でも報酬が分かりやすのは、『外用薬』の部分ね。
『外用薬』は、１調剤＝10点 という報酬になっているわよ。

令和４年度の改定でなくなってしまったけれど、この『１調剤』の調剤行為に対する報酬が『調剤料』と呼ばれるものよ。
この『調剤料』の概念が分からないと、令和４年に登場した『薬剤調製料』と『調剤管理料』が分からなくなってしまうから、覚えておいてね♪

『内服薬』は、処方されている日数で調剤料が変化するの。
じゃあ、今度は 具体例② がどうなるのか、下の表を見ながら考えてみましょう。

ふふふ・・・よく知ってたわね。でも、世の中そんなに甘くないのよ（笑）
とりちゃんの言った通り、『内服薬』は『１剤』ごとに点数を計算するの。
ここでひとつ、大切なルールを教えておくわね。

ふつうに考えたら、薬の数がひとつ＝１剤 と思ってしまうんだけど、片方しか算定できないことによって、複数の薬がまとめられてしまうので注意が必要ね。

そうね、だからイメージで捉えることが大切なのよ。
『１調剤』は、レシピごとに分けたもの。
『１剤』は『内服薬』で使う単位で、服用時点が同じだと１つ分しか報酬が貰えない。
ということをしっかり押さえておきましょう。